ポケットの中のシネマ
<その1>

日本ではそれほど頻繁に公開されるわけではないけれど、チェコの映画はなかなか秀作ぞろいです。まずはチェコの映画から三本を紹介します。


「この素晴らしき世界」
第二次大戦中ナチ収容所から脱走したユダヤ人青年を匿うことになったヨゼフとマリア。チェコの小さな町に住む子供に恵まれないこの夫婦が繰り広げる愛と勇気にあふれる物語。奇策を案じ危機を脱したヨゼフが土壇場にとる行動に感涙間違いなし。
<2000年>
監督:
原作・脚本:
キャスト:

ヤン・フジェベイク
ペトル・ヤルホフスキー
ボレスラフ・ポリーフカ、アンナ・シシュコヴァー


「コーリャ 愛のプラハ」
プレイボーイの独身チェロ奏者ロウカは金のために危険を冒してロシア人女性と偽装結婚。トラブルからその女性の連れ子コーリャを預かることになる。初めはコーリャをうっとうしく思うロウカも次第に心を開いていく。やがてベルリンの壁が崩壊。チェコは開放され二人に別れの時がくる。
<1996年>
監督:
脚本:
キャスト:

ヤン・スヴェラーク
ズデニェク・スヴェラーク
ズデニェク・スヴェラーク、アンドレイ・ハリモン


「スイート・スイート・ヴィレッジ」
でぶの運転手パヴェクとのっぽの助手オチクが暮らすチェコの小さな村でのヒューマンコメディー。お人好しのオチクの家を別荘用に買収しようと企む役人。すんでのところで家を手放すことなくオチクを村に引き止めたのはパヴェクや村の暮らしを愛する村人たちだった。
<1985年>
監督:
脚本:
キャスト:

イジー・メンツェル
ズデニェク・スヴェラーク
ヤーノシュ・バーン、マリアン・ラブダ


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